第三者って、本当ですか?

ホームページからの

お問い合わせでした。

トラブルをかかえている方のようで

一度、診てほしいということでした。

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メールでのやり取りを何度かしました。

どうも

「本当に第三者なのか?

建築業界は結局、裏で繋がっているだろうからの

本当のことは言ってくれないだろう」と

 

私の事も疑っている様子です。

建築会社とトラブルになっている方は

もう、建築業界は信用できないのでしょう。

 

そのお気持ちは分かりますが

専門家が入らないと

解決は難しいのが建築です。

 

それで誰か、いないだろうかと?

ネット検索の結果

私の処にたどり着いたのだろうと思います。

 

私のホームページには

「建築関係の会社の依頼はお断りです」と

掲載してあります。

 

それだけではやはり

信用できないのでしょう。

 

どちらからの依頼が来ても

あくまでも第三者として

判断しますとおっしゃる方も

いらっしゃいますが

それでは

一般の方は信用できないと思います。

 

もっとも第三者といっても

私の依頼者は一般の方だけですから

建築会社からすれば

敵になるのでしょうか(笑)

 

私は依頼者の方の意見を

一方的に信じて判断する訳ではありません。

 

客観的に現状、現象から

建物を判断します。

ここに感情はありません。

 

何度か、メールでやり取りする中で

今回、お問い合わせをくださった方は

別の方に依頼されたようです。

 

残念ながら、私は信用されなかったようです。

それと調査費がかなり高かったようです。

 

私は低価格な競争はするつもりはありません。

安心して頂くために

いつも真剣勝負で全力で行っています。

 

形の無いものに費用を払うのは

なかなか、難しいですよね。

 

信用して頂くような

私の今後の活動が必要ですね。

 

メール相談は無料ですから

いつでもお気軽にお問合せください。

 

 

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タイルの外壁は難しい

今回は

私が失敗したお話です。

原因は私のおごりです。

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私の仕事は住宅診断です。

診断の結果を報告し

問題点と改善提案をさせて頂きます。

 

その後、

改善改修工事の監理を

依頼されることもあります。

 

私は直接工事をすることはないので

別途、監理契約をさせて頂きます。

 

今回は

この改善改修工事の監理を

依頼された住宅のお話です。

 

通気層がある外壁に

湿式のタイルを施工した住宅でした。

 

和室の窓枠から

風の強い雨降りの日

年に1~2回ですが

雨もりが発生していました。

 

予算の関係もあり

部分的なタイルの解体で

通気層部分の防水処理を

実施しました。

 

完璧に直したと自信を持って

いましたが、

翌年、雨もり発生。

 

足場を掛けて

全面に防水処理をしましたが

その翌年も雨もりが発生。

 

その後も

外壁の亀裂状態を確認したり

内部の壁を剥がさせてもらい

散水試験しましたが

なかなか、直らず。

 

今年は別の窓からも

雨もりが発生しました。

 

完璧に直したつもりでしたが

違う方にも調査立会と意見をもらい

 

再度、足場を掛け

タイル目地をすべて埋めて

 

更に表面に防水剤を塗布しました。

 

その後

散水試験もして結果は大丈夫でした。

 

これでやっと

内部の復旧ができます。

クロスの張り替え

障子の張り替え

窓枠のシミ抜きを終えて

終了しました。

 

自信満々でやり終えた

改修工事でしたが

まだまだですね。

 

長い間

お住まいの方には

大変、ご迷惑をお掛けいたしました。

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

私の考え方が甘かったようです。

改めて、雨もりの難しさを

痛感いたしました。

 

今後は

更に慎重に

この貴重な経験を活かして

責任持って

仕事をさせて頂きたいと思います。

 

お恥ずかしい話ですが

私の失敗の状況については

私のHPに写真を掲載してありますので

ご覧ください。

 http://www.espas.biz/info/detail.cgi?number=287

 

 

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建築士と施工監理技術者

建築士と施工監理技術者の違いって

分かりますか?

その前に

施工監理技術者って、

知らないですよね?

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まず、建築士には

1級建築士

2級建築士

木造建築士があります。

 

それぞれの仕事のできる建物の構造、規模で

範囲が決まっています。

 

仕事は

設計業務・施工監理・

鑑定・調査などがあります。

 

営業として報酬を得るには

設計事務所に所属しなければ

建築士法に違反することになります。

 

そして建築士には

3年毎の更新講習があり

考査に合格して

更新できます。

 

考査に落ちる方は

あまりいないと思いますけど?

 

次に

施工監理技術者です。

この資格は

25年ほど前に出来ました。

 

目的は現場主任技術者を

ある程度の建物工事に専任させ

工事の品質を確保する為でした。

 

当時、ある規模の公共建物には

現場ごとに

主任技術者を常駐(専任)させることに

なりました。

 

主任技術者は1級建築士ですが

現場の数に対して

資格者不足になり

新たな資格を制度化したものです。

 

それが

1級施工監理技術者です。

現場の品質の監理が仕事ですから

設計業務はできません。

 

試験も

1級建築士は学科と設計

1級施工監理技術者は学科と施工監理です。

 

1級施工監理技術者は施工のエキスパートです。

 

最近、2級施工監理技術者という資格が

あることを知りました。

出来た経緯は知りませんが

2級建築士が関わることが出来る

建物の施工監理業務が仕事だと思います。

 

リフォームがブームなので

現場の施工監理者が不足なのでしょうか。

 

資格がないと出来ない仕事は

沢山、ありますが

資格があっても

仕事が入ってくる訳ではありません。

 

資格がないと依頼する方も

心配でしょうから

確認されますよね。

 

資格者はある程度の知識があり

試験に合格された方ですから

安心できますよね。

 

ただ、どんな仕事でも

そうですが

経験は重要です。

 

私もこの

「住宅診断」の仕事を始める前は

23年の間、ずっと建築に関わってきました。

 

23年間の経験をもって

会社員というサラリーマンを辞め

起業しました。

 

45歳という遅い起業でしたが

この経験は重要でした。

 

私は30年前に1級建築士の資格を

習得しましたが

資格だけで起業しなくて良かったと

思っています。

 

まだまだ勉強の毎日ですが

この「住宅診断の仕事」に

自信を持って

調査・アドバイス・監理が出来ています。

 

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建築トラブルの原因は双方にあります

双方とは

契約関係にある双方

それは依頼者と請負者

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請負者とは建築会社です。

住宅の場合は設計、施工監理、施工を

1社の建築会社がする場合がほとんどです。

 

依頼者はほとんどの場合

一般の素人の方です。

 

素人の方は建築は分からないので

信頼できると思える業者に依頼します。

 

その信頼を裏切った場合

トラブルになります。

当然、信頼を裏切った業者が悪いと思います。

 

でも、その原因は依頼者の方にもありませんか?

 

リフォームトラブルの相談で多いのは

依頼した内容と違う

依頼したことをしてくれない。

 

私が依頼した内容を確認しようとすると

契約書がない

見積書がない

 

どうして、そんな業者を

信頼して仕事を依頼したのでしょう?

 

見積書をもらっても

素人だから分からないし?

 

契約書がなくても

ちゃんとやってくれると思った?

 

すべて信頼して

信用しているから

安心して任せた?

 

見積書がなくても

契約書がなくても

ちゃんと工事をしてくれて

満足していらっしゃる方も

おられるでしょう。

 

私のところへ来る

トラブル相談は

満足されていない方なので

このような原因があります。

 

口約束も契約の内とも言いますが

トラブルになったら

言った?言わない?では

話し合いにもなりません。

 

トラブルを防ぐ為にも

工事内容と金額を明確にする。

 

見積書と契約書は必須です。

 

契約の主導権がある

依頼者の方は

リスク回避でも主導権を持ってください。

 

リフォームトラブルは

毎年、増えています。

 

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住宅診断の資格

15年前に始めた

「住宅診断」という仕事

当時はほとんど、誰もやっていなく

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営業の方法も分からず

個別訪問をすると

「何それ?何をしてくれるの?」

あやしい営業だと思われたようです。

 

あのテレビ出演がなければ

今は違う仕事をしていたでしょう。

 

建物診断ではなく

「住宅診断」としたのは

戸建て住宅に特化しようと思ったからです。

 

ここ数年

瑕疵担保保険などの加入義務があり

 それなりに検査員が増えてきました。

 

中古住宅も購入前検査が

義務化されることになり

更に増えることでしょう。

 

一般の消費者の方にとっても

良いことだと思います。

 

私の仕事は

「家の不安・疑問を解決する」ことです。

 

これまで

いろんな相談を受けてきて

 

表面の現象を診れば

ある程度の原因と内部の状態が

推定できます。

 

それは診断だけでなく

改修監理の仕事もしているからです。

 

改修では解体工事が必要になり

内部の状態を確認できるという経験が

多くの知識を得ることになりました。

 

1級建築士という専門の知識と

この経験が判定の基準になっています。

 

特に

「中古住宅購入前の検査」は

解体調査ができません。

当然ですよね。

 

購入前ですから、

ご自分の所有ではないので

キズを付けることもできません。

 

目視調査だけで

どこまで判断できるかは

経験によるところが大きいと思います。

 

今、いろんな協会、団体があり

それに所属する検査人がいます。

その検査人がどんな資格を持っているか?

どんな経験があるかは知りません。

 

しかし、

おそらく、その格差は大きいと思います。

 

一般の消費者の方が依頼をする場合

検査人の資格(建築士は必須です)

調査の内容、方法などを

確認しておく必要があると思います。

 

一般の方は

どうしても費用に目が行きますが

それに見合う調査なのかを

見極めてください。

 

目視調査が主になりますが

とても難しい調査です。

 

高額な買い物です。

そして大概の方はローンを組みます。

10年、20年、30年と住み続ける家です。

 

検査人選びも慎重にしましょう。

 

 

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工事価格

工事価格というと

工事のトータル価格を示します。

通常、みなさんは

見積書のトータル価格を見て

業者の比較検討をすると思います。

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でも、その金額だけで

比較検討して大丈夫ですか?

 

ちゃんとした見積書には

内訳があり

項目ごとに

工事単価が記載されています。

 

よく「一式」(いっしき)表示の

見積はダメだと言いますが、

どうしてだと思いますか?

 

例えば

「外壁工事 一式 1,000,000円」の表示

 

これだと

どんな工事をするか、分かりません。

 

素人だから、分からないではなく

プロでも分かりません。

もしかしたら

見積書を作った方も?

 

リフォーム工事で外壁工事なら

工事の範囲は?

外装材を剥がすのか?

下地をどうするのか?

どんな外装材を使うのか?・・・・

 

口頭の説明だけで分かりますか?

 

見積依頼をする時

どのような内容でされていますか?

ご自分の考えが正しく伝わっているでしょうか。

 

それが何社にも依頼した場合

同じ内容が伝わったか、どうかは

かなり微妙ですよね。

 

それを確認できるのが

「工事項目」と「工事単価」なんです。

どうせ、自分は素人だから

分からないでは

後で大変なことになるかもしれません。

 

「工事項目」とは

どのような工事を

どう進めるか

工事の範囲(面積・数量)

工事の仕様を示しています。

 

「工事単価」は

その工事の範囲の

面積・数量単価になります。

 

工事の範囲に工事の単価を掛けて

各工事項目の金額が出ます。

 

これを内訳とも言います。

 

見積書には

「一式」ではなく

「内訳」が必要なんです。

 

同じ工事項目であれば

工事単価を比べて

高い、安いの比較ができます。

 

工事単価は各社で違います。

仕入単価も違えば

利益も違いますから。

 

利益がなければ

会社は存在できませんから

適正な利益必要です。

 

トータル金額だけで

安い会社を選ぶのはどうでしょう。

 

それと

内訳書に経費という項目が

ありますが、

通常の会社であれば

当然、掛かる費用です。

 

決して利益ではありませんが

あまり高額であれば

ちょっと考えた方が良いかもしれません。

 

一般の方が

工事項目、工事単価をチェックするのは

かなり難しいと思います。

 

更に難しいのは

現状をどのように直すかを

判断することです。

 

施工業者さんの説明を聞いて

納得された方は

そこで決定されても良いと思います。

 

ご自分が納得できるか、どうかです。

 

見積を依頼される前に

建物の状態の把握と

リフォームの進め方を

検討されてはどうですか。

 

そのお手伝い、アドバイスを

させて頂くのが

「住宅診断のエスパス」です。

 

 

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建築基準法

最低限の法律です。

建築基準法は106条からなり

補足する形で

建築基準法施行令が150条があります。

さらに建築基準法施行規則もあります。

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随分、法律があるなあとお思いでしょうが

実際に使っている側からすると

詳細はほとんど決まっていません。

 

設計・工事において

建築士の裁量に左右される部分が多いです。

 

特に在来工法の木造の住宅では

法の適用が少ないです。

 

建物を新築する場合

「建築確認申請」を

検査機関に提出して

審査を受けます。

 

これは

みなさんもよく、ご存じだと思います。

 

住宅のような小規模な建物は

4号建築物と分類されおり

 

最近はこの書類が簡素化され

検査機関も詳細までチェックしません。

 

更に今は

検査機関も行政だけでなく

民間の会社もあります。

 

ただ、簡素化されたのは

建築確認申請上の図面だけです。

 

実際に工事をするには

昔と変わらず

必要な図面があります。

 

それは構造図です。

 

床伏図(1階の床の骨組み)

梁伏図(2階の床の骨組み)

小屋伏図(屋根の骨組み)

固定金物仕様(基礎と土台・柱と基礎・柱と梁)

壁量計算書(水平力ー地震・風圧)

矩計図(縦断面の詳細図)

 

どれも重要な図面で

これがなければ

建物は造れません。

 

この図面を作成するのは

勿論、建築士

この内容について

建築士は責任を取ります。

 

最近、特に気になるのは

床伏図・梁伏図・小屋伏図を

建築士が作成しない。

 

誰が作るかというと

プレカット工場です。

 

プレカットとは

 

昔、棟梁レベルの大工さんが

墨付け(土台、柱、梁の組み方)をして

大工さんがノミ、鋸などで

加工したものを

 

専用の工場で加工するものです。

 

墨付けできる大工さんが

激減してしまったので

今はほとんどがプレカットを

使用しています。

 

内容的にはほとんど、問題ないはずですが

建築士が伏図を描かないで

 

平面図から

プレカット工場の担当者が

伏図に代わる

プレカット図を作成し

 

それを基に

プレカット工場で加工し

プレカット図で

現場で組み立てる。

 

これは建築士の責任放棄です。

構造上の問題が発生した時

プレカット工場が責任を取るんでしょうか?

 

建築士に設計を依頼した場合

 

というか、ほとんど

建築士に依頼しているはずです。

すべて、お任せしましたからではなく

 

住宅を建てるのに必要な図面は

すべて、提出してもらいましょう。

 

将来、リフォームする時も必要です。

その図面は大切に保管しましょう。

 

 

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