大丈夫だよ?
先日、中古住宅購入前検査を
依頼された方からのお話です。
築20年以上の建物を購入しようと
検討されていて
知り合いの建築家に聞いたら
「そんなお金を掛けて検査
しなくたって、大丈夫だよ」と
言われたそうです。
どんな根拠があって、大丈夫なのでしょう?
私からみれば、無責任な発言です。
依頼された方は
それでも不安だったので、
私に依頼されたと思います。
私の調査経験からも
大丈夫でない建物もあり
すぐに直さないとならない部分
2~3年はこのままでも
大丈夫という建物もあります。
中古住宅は売買契約になります。
一般の商品を購入するのと同じです。
契約書の中に
「現状渡し」という記載が
ほとんどの場合あります。
現物を見て、買っているのだから
何かあっても、それはすべて
購入者の判断となり
売主は責任がないというものです。
もっとも、ぱっと見では
住宅は分からない部分が多いので
ある一定期間の瑕疵保証はあります。
売主が一般の方の場合で2~3か月
売主が不動産会社の場合で2年です。
多くの場合、不動産会社が仲介で
売主が一般の個人です。
そして多くの方が勘違いされていること
不動産会社が入っているから
大丈夫って?
不動産会社は
建物の売買のプロであって
建築のプロではないという事です。
また、建築のプロであっても
住宅診断のプロでないと
判断できない部分は多いです。
中古住宅を購入後
不具合や瑕疵が分かっても
対応してくれる売主、
不動産会社は
ほとんどありません。
その解決はかなり難しいです。
多くの費用と時間が掛かります。
100%満足できる解決もありません。
それらの経験から
私は中古住宅の購入前検査を
お勧めしています。
購入前検査ですから
解体調査はできませんから
100%大丈夫か?
どうかは分かりません。
ご自分でこの家は大丈夫と
判断された方はそれも良いでしょう。
無駄と思われるお金は
掛けない方がいいと思います。
少しでも不安のある方は
住宅診断に少し、
お金を掛けてみませんか。
診断事例が300件以上掲載しています。
何かの「住宅の困った」の解決に
お役に立つかもしれません。
住宅診断なら札幌市の【エスパス一級建築士事務所】| トップページ(毎週、写真で更新しています)
診断事例をご覧になって
自分の場合はちょっと違うな?とか
こんな場合はどうなんだろうと?
疑問が出たら、お気軽にご相談ください。
応援の「ポチ」
購読登録も頂けると嬉しいです。
http://
一級建築士 ブログランキングへ]
[http://
マイホーム ブログランキングへ:title]