「解体で技術は進歩する」

この言葉は国立天文台の教授である本間希樹氏 が

先日、テレビで話されたものです。

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※この写真は本間教授ではなく、私です(^^)

 

本間教授は地球上の8つの電波望遠鏡

世界で初めてブラックホールを撮影した中心的人物です。

国という壁を越えて達成した素晴らしい偉業ですね。

 

ただ、私にはブラックホールの説明は難しいです(^^)

 

この言葉で私の頭に浮かんだのは

「解体新書」(みなさんもご存じだと思います)

江戸時代に杉田玄白らが、オランダの医学書を翻訳した本です。

 

この本が日本の医学を躍進的に進歩させたようです。

医学の話をするのは、やはり、私には困難です(^^)

 

私が気になったのは「解体」という言葉でした。

先日、家の壁のひび、家の傾きで心配になり

ご相談のメールをくださった方のお話の中で

 

「住宅診断を依頼したら、壁を解体したり、

 床を解体したり、するんですか?」

 というご質問がありました。

 

私は

「すぐに壁や床を解体することはありません。

 まず、表面の現象を診たり、機械で測定をします。

その状況を判断して、次に解体調査をすることもあります」

とお答えしました。

 

家を解体するという事は家にお住いの方にとっては

とても大きなことでショックなことだと思います。

 

私は実際に建物をまだ、診ていませんので

どのような調査が必要なのか、判断できません。

 

実際に状態を診ることができれば、ある程度の判断は

できます。これまでの2300件の住宅診断や調査、

200件以上の改修工事の監理の経験から

原因の推定はかなりの精度でできます。

 

でも、室内の壁や天井にひびやシミあるから、表面のクロスを

張り替えましょうとは私は容易に判断できません。

 

外壁が傷んできたから、塗装をしましょう?
上に外装材を張りましょう?

 

そんな判断はできません。

現象と原因は違うからです。

 

表面の現象を直しても

原因を直さないと同じ事の繰り返しです。

そんな繰り返しの状態のご相談も多いです。

 

私の住宅診断はそんな失敗をしてほしくないから

始めた仕事です。

 

 

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