中古住宅を買いますか?

最近はイメージが悪いから

中古住宅と呼ばずに

既存住宅と言うそうです。

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確かにそうですね。

 

3年ほど前から

既存住宅の購入が増えているようです。

 

私のところへも

購入前検査のご依頼が増えています。

 

一度、ご自分で見て

良さそうだなと思うけど?

チョット心配?

という方がほとんどです。

 

「内部は綺麗でいいのだけれど、

バルコニーの木が大丈夫か?気になります」

という、ご相談でした。

 

購入を検討されている既存住宅の前で

待ち合わせをして

 では、外部から診ましょうかと・・・・

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これは外壁の状態ですが

全体が大きく剥がれかかってきていました。

基礎にも大きな亀裂が数か所もあり

 

バルコニーの木が腐っていても

交換は可能です。

これを直すにはかなりの費用が

掛かります。

 

綺麗にリフォームされた内部に

目を奪われたのでしょうか。

 

既存住宅の購入前検査は

築20~30年の物件が多いですが

私が一番注意して診るのは安全性です。

 

築年数が古くても

問題のない家もあります。

メンテナンスさえ、適切に行っていれば

木造住宅でも60年以上、

住むこともできます。

 

ただ、

その判断は表面だけではしません。

 

古い家は経年劣化で見た目も良くないため

販売前に内部、外部を綺麗にする場合もあります。

 

これまでの経験から

表面が綺麗になってる家は

要注意です。

 

リフォームにボロ隠しのような

悪意が見られる場合

(外装材の上張りなど)

 

リフォームでさらに悪くしている場合

(基礎を壊したり、柱を抜いたりなど)

 

と言っても

一般の方が判断するのは

難しいと思います。

 

既存住宅は当然、新築よりは安いです。

土地も付いています。

でも、高額の買い物であることは

間違いないのです。

 

それを一般の方が

判断して決める方が多いのには

正直、驚かせられます。

 

購入後、大きな問題がなければ、良いのですが。

 

購入後、大きな欠陥が見つかり

解決できていない方もいらっしゃいます。

法的処置をしても難しいのです。

(建築の裁判は難しいです)

 

既存住宅は購入前の検査をお勧めします。

 

「不動産会社の方が大丈夫と言ったから

購入した」という方もいらっしゃいます。

 

不動産会社は家を売る専門家ですが

建築の専門家ではありません。

少しだけ、専門用語を知っているだけです。

 

後で後悔しないように慎重にされた方が良いでしょう。

 

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