中古住宅販売における第三者のインスペクション

中古住宅販売の際

売主は第三者のインスペクション(検査)を

受けたか、否かの表示をするようになるそうです。

少し進歩したと思います。

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しかし、これは第三者のインスペクションをする義務を

負わせるものではなく、受けたか、否かの表示だけの事です。

 

また、第三者のインスペクションをしてあっても

その内容をしっかり、確認しないと意味がありません。

 

先日、行った勉強会で参加の方から質問がありました。

「ちゃんとしたインスペクションをしてもらうには

誰に依頼すれば、いいのですか?」

 

最近、建築業界ではインスペクションが少しブームです。

正確に言えば、インスペクションの資格を与える為に

いろんな団体が講習会を実施しています。

 

検査内容や費用については各団体で決めているようです。

形だけのインスペクションになる事が心配です。

 

では、どのようなインスペクションが必要かです。

 

私のホームページでは住宅診断の事例紹介を

毎週更新していますが、その中に

「リフォーム?どう直そうか?」といテーマで

①~⑧を掲載しています。

これはリフォームが前提の診断でしたが

中古住宅の購入前検査と同じ内容です。

 

私はこれら、すべてが重要と考えていますが

建物の安全を判断する上で特に必須なのは

「④家の傾き」と「⑧床下」です。

http://www.espas.biz/info/detail.cgi?res=0&code_key=%ba%cc&number=361

この検査は測定器具を使うことと

床下に入るので時間も掛かります。

 

現在のインスペクションでは、

この二つを含まないケースが多いようです。

時間が掛かるから

検査費用が高くなるから

という理由で省いては危険です。

 

みなさんがインスペクションを依頼する判断基準は

本当の第三者の検査なのか?

建物の安全性を確認できる検査なのか?

決して、時間とお金で判断しないことをお勧めします。

 

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