既存住宅の診断

すでに出来上がった家の診断を

する建築士はあまり、いません。

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新築住宅の場合は

設計図があり

順番に組立てていきますから

各工程ごとに検査ができます。

 

今は瑕疵担保責任保険が

ありますから、

新築の場合

第三者の検査として

保険会社の専門検査員が

チェックすることになっています。

 

すでに完成してから

何年も経過している

あなたがお住まいの家

また、

既存住宅を購入される際の

住宅診断を依頼される場合

 

これを仕事として

専門にされている方は

今でも少ないと思います。

 

私が住宅診断で起業した

15年前は皆無でした。

 

私が起業した当初は

診断マニュアルも

判定基準も

何もありませんでした。

 

今、当時を振りかえってみると

一体、何をやっていたんだろうと?

あまりのレベルの低さに

恥ずかしくなります。

 

当時のお客さんからは

今も住宅診断のご依頼を頂いて

おりますので

それなりの評価は

頂いていると思いますが(^^)

 

最近、空き家問題が大きく

クローズアップされてきています。

 

今後はさらに空き家が増えてきます。

新築するのではなく

今後はいかに

既存の住宅を活用していくか?

 

これは国の方針でもあり

リフォームをするか?

既存住宅を売るか?購入するか?

 

良質な既存住宅を

流通させる上でも

第三者による住宅診断が

必須になっています。

 

もっと多くの建築士

住宅診断という仕事をして

ほしいと思っています。

 

ただ、この仕事は

チョット勉強したから

できるものではありません。

 

建物の構造がわかる建築士

住宅診断の経験をすることが

重要だと思います。

 

専門性と経験が必要です。

一般の方が集中講座に参加して

資格を取るレベルの仕事では

ありません。

 

今後は間違いなく

住宅診断の仕事は増えてきます。

 

そうなると

住宅診断をする人が不足します。

ここに目を付けた企業などが

資格の増加事業を起こします。

 

基準レベルの仕事が

出来る人ばかりだといいのですが、

更なるトラブルの発生が心配です。

 

いつまで経っても

「住宅産業はクレーム産業」という

言葉が無くなりません。

 

建築士の社会的使命は大きいと思います。

多くの建築士の方の協力が必要です。

  

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