建築用語は特殊言葉

建築には

建築基準法」という

法律があります。

専門用語ばかりで

一般の方には理解するには

かなり難しいです。

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建ぺい率・容積率用途地域などの

法律用語の他に

現場用語があります。

 

学校を卒業して

初めての現場で

私はなかなか理解できませんでした。

学校の勉強ではまったく

役に立たないと思ったものです。

 

さすがに30年もやっていると

ほとんど、今は分かります。

 

今は逆に現場用語が

私の標準語になっており

一般の方に説明する際に

変換が必要になっています(笑)

 

ネコ(一輪の台車ー土やコンクリートを運ぶもの)

いんご(1寸5分ー木材のサイズ)

ウエス(ぼろ布きれ)

上端(うわばー天端)

斫る(はつるーコンクリートなどの不要部分を削る)

などなど、たくさん、あります。

 

学校を出て、すぐでも

現場監督という仕事なので

職人さんから、いろいろと

質問がきます。

 

私にはまるで外国語です。

ただ、現場ですから

実物があるので、

実際に見て話ができるので

何とか、理解できました。

 

当時、とても印象的な言葉

「ダキ」?

17歳の左官屋さんに

「ダキ、どうします?」って

聞かれました。

 

何を言っているのか、分からない

22歳の現場監督は焦りました(笑)

職人さんは

現場監督だから

当然、知っていると聞いてきます。

 

現場のよい点は現物が

そこにあるんです。

「どれどれ・・・」と

現物を見て答えれます。

 

初めての現場は

ドキドキでしたが

ドンドン

分かってくるのが面白かったです。

 

一般の方とお話していると

話がくいちがっていると

感じることがあります。

 

我々、建築の専門家は

ここを感じとれるか、否かは

とても重要です。

 

ここが不十分だと

後でトラブルになる可能性があります。

 

一般の方も

分からない部分があれば

しっかり質問することが重要です。

分からなくて、あたり前です。

 

30年以上ずっと建築をやってきた私が

今だに分からないことが多々あります。

 

どんどん質問してください。

ちゃんと説明できない建築の専門家は

信用しないでください。

 

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