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みんながやっているから、大丈夫?

建築業界で言う

「普通という基準?」それは何でしょう。

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「みんながやっているから

 大丈夫」という発言は

どこから来るのでしょうか?

 

最近、特に話題になっている

タイルの落下

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鉄筋コンクリート造の

外壁のタイルが落下した事件がありました。

 

この写真はそれとは違い

鉄骨造の外壁にALCという外装材を張り

その上にタイルを張ったもので

 

そのタイルが剥離して落下した状態です。

 

この工法は札幌市内の商業建築物に

普通に使われています。

 

タイルで仕上げれば、

長持ちするし、

見た目も豪華なので

あたり前のように造り続けられました。

 

その結果、そんな建物がたくさん存在します。

 

ALC(軽量のコンクリート板)に

タイルを張る施工は

ALCの製造メーカーは

「寒冷地には適さない」という見解でした。

 

写真からも分かるように

タイルが剥がれた、

ALCの素材には

たくさんの穴があり

給水しやすく、凍害を起こしやすい材料なんです。

(凍害:水が凍結と融解を繰り返し材料を破壊する現象)

 

当然、ALCの仕上げ材は防水性のあるものを

使用するのが普通の判断だと思います。

 

タイルには防水性がありますが

タイルとタイルの間はモルタルで埋めます。

 

モルタルは水を吸います。

その水はALCまで達して

ALCが凍害で破壊され

タイルが剥離、落下します。

 

このメカニズムは容易に推測できると思います。

これを想定内とは言わないでしょう。

 

みんながやっているから、大丈夫って

無責任な判断は技術者とはいえません。

 

タイルが落下して人が怪我をすれば

その責任は建物所有者です。

メンテナンス不良だけで

片付けられないことだと思います。

 

「昔から、みんな、やっているから、問題ない」

「これは普通の施工だから、問題ない」と

建築関連者はよく、言います。

 

建物は1年や2年で終わりません。

20年、30年、それ以上使います。

一生涯なにもしなくても良いものはありません。

フリーメンテナンスなんて、ありえません。

 

ただ、この工法はメンテナンス以前の問題で

間違った工法です。

 

建築の常識は、

一般社会では非常識なんてことも

あります。

 

私は仕事柄、どうも他人のやった仕事を

すべて信用することができません。

疑問を持つことは重要だと思います。

 

私は間違ったことは

間違っていると言いますが

これは結構、業界からは

嫌われているようです。

 

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