住宅産業はクレーム産業を解消したくて

住宅診断という仕事を初めました。

でも「住宅産業はクレーム産業」という言葉は

住宅業界の中だけと後で知りました。

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「クレーム」という言葉自体、良いイメージがありません。

受け取る側は「無理難題を云ってくるめんどくさいお客」という

感情的な先入観で受けるので逃げ腰になり

更に問題が大きくなるケースが多いようです。

 

でも、お客さんからすると

「期待した結果と違う」という事だと思います。

期待に応えることができなかった

「期待と現実のギャップ」だと思います。

一般的に思われている、クレームとは違うと思います。

 

受け取る側は

「クレームはお客さんからの贈り物」と考える事は

できませんか?

お客さんに期待されて、仕事を依頼され

そこには信用と信頼があったはずです。

 

私の経験から、このギャップはちょっとした

ボタンの掛け違いから始まる事が多いです。

 

起業時はこのちょっとしたボタンの掛け違いを

第三者として、通訳のようなことが出来ないだろうか。

そんな思いで住宅診断の仕事を初めました。

 

中立な立場で第三者として判断することにしました。

 

ところがいつしか、建築知識の少ない一般のお客さんを

支援するスタンスが強くなり

業者さんの仕事は原則、受けなくなりました。

 

どちらの仕事も受けていると信用されないという思い。

実際に一般のお客さんからは

「どうせ、同じ業界だから信用できない」と

云われたこともありました。

その時はやっぱり、そうだよなあと思いました。

 

勿論、判断は中立でどちらかの味方をする訳はなく

無理難題を業者さんに求めたこともありません。

 

話し合いが上手くいかない場合は最終は裁判しかなくなります。

本当にそれが両者にとって良い結果になるのだろうか?

そんな疑問を持ちながら、仕事をしていました。

 

クレームを解決して、みんなが幸せに笑顔になる事が目的です。

それが起業の時の思いでした。それを3年前に思いだしました。

初心に戻って、それを実行しようと決めました。

 

一方的に一般のお客さんの話を聴くだけでなく

業者さんの話も公平に第三者として聴こうと思いました。

 

それからは、一般のお客さん、業者さんの両方から

仕事をお受けしております。

ただ、残念ながら、私の考え方と異なる方の

依頼はお断りしています。

 

みなさんが笑顔になる事が私の仕事です。

 

何か、家の事で気になる事があれば

お気軽にご相談ください。

 

直接の電話でもメールでも結構です。

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レモン市場?

私は初めて知りました。

 

「レモン市場とは不良品や欠陥品という意味で

売り手は商品の品質を熟知しているが、買い手は

十分に把握できないような商品の品質についての

情報が売り手と買い手で非対称な市場をさす。

 

例えば、自動車の中古市場において、中古自動車の

売り手はそれまで乗っていた自動車の性能をよく

知っているが、買い手はすぐにその自動車の性能を

見抜けない。

その為、中古自動車はその性能に見合わない高すぎる

価格で取引される可能性がある」

(ブリタニカ国際大百科事典より抜粋)

 

このレモン市場は他にもあって

不動産市場もこのように云われているようです。

 

中古住宅を購入される場合

多くの方は自分で見て、判断され決めておられるようです。

勿論、販売会社からの現地での説明や重要事項説明などを

受けているとは思いますが

建物の性能を理解するのはかなり難しいと思います。

 

購入後、不具合があったり、欠陥ではないか?と

不安になり、ご相談に来られる方もいらっしゃいます。

 

今年の4月から、宅建業法が改正、施行されます。

 

その内容は中古住宅の販売の際

重要事項説明書において、この建物を専門の有資格者が

調査をしたか、否かを告知する義務が必要になりました。

 

ここで注意しなければならないのは

すべての建物を調査しなければならないのではなく

調査をしたか、否かの義務だけです。

 

住宅販売会社がどのような対応をするかは分かりませんが

専門の有資格者が調査した報告書があると安心ですね。

 

専門の有資格者とは建築士であることが前提ですが

更に講習を受け、試験に合格したものだけです。

 

この制度の資格者を

「既存住宅状況調査技術者」と云います。

似たような名前が多くて、私も混同しま(^^)

 

この資格は私も昨年、習得しました。

ただ、どうもオプション調査項目が気になります。

 

私はそのオプションは必須と考えており

私の中古住宅診断ではそれをオプションにして

選択する項目ではありません。

 

つまり、この制度で有資格者が調査をして

報告書の提出があるから安全とは限りません。

 

調査した内容は記載されていますから

その内容を十分、確認してください。

特に安全に関わる項目です。

 

少し気になる部分はありますが、

私はこの宅建業法の改正は大きな一歩だと思います。

 

多くの方がこの制度を知って頂くこと

そして活用して頂くことを期待しています。

トラブルがなくなることを期待しています。

 

私がこの制度で調査の依頼をお受けする場合は

オプション項目はすべて必須項目になります。

私の中古住宅購入前検査にはオプションはありません。

費用は高くなりますので、ご注意ください(^^)

 

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今年が起業元年

あけましておめでとうございます。

こんなにお正月を休んだのは初めてです。

今日から仕事始めです。

 

昨年は11月末に風邪で4日間もダウン。

これまでの人生で初めての事件です(^^)
おまけに12月末にも熱を出し、3日間ダウン。

 

気持ちは18年前の起業時と

まったく変わっていませんが

年齢的に体力の低下は現実でした。

 

今年の目標は体調管理が第一ですが

「筋力アップ」です。

あとは見た目を綺麗にしたいと思っています(^^)

 

定年退職後も生涯現役を目指し起業し

当時は誰もやっていなくて
社会が必要としている仕事は何か?

 

結果はご存じのとおり

「住宅診断」です。

起業当時はまったく知られていなくて

怪しい仕事のようでした。

 

それを救ってくれたのは、STVどさんこワイドでした。

(この話はこのブログをはじめた、2015年4月に掲載

されています。ご興味のある方は遡ってご覧ください)

 

今、思えば、起業当時は

この仕事は私にピッタリ、私しかいないぐらいの勢い。

これまでの経験を大いに発揮できる「住宅診断」

 

でも、当然と云うば、当然ですが

ほとんど仕事の依頼はありませんでした。

今、振り返って見れば

お恥ずかしいぐらいの仕事のレベル。

それでお金を頂くのはどうかと?
笑ってしまうほどのレベルでした。

 

起業して18年目、長いのか?短いのか?

分かりませんが

やっと住宅診断の仕事の本当の意味

そして技術も伴ってきたような気がします。

 

住宅診断という仕事の重大性と責任を痛感しています。

 

今年は私にとっての「起業元年」です。

気を引き締めて、起業時の思いをあらたに

スタートします。

 

皆さまからの応援を頂ければ幸いです。

 

今年も宜しくお願いいたします。 

 

毎週更新しているHPの事例をごらんください。

(http//www.espas.biz) :「住宅診断 エスパス 札幌」で検索

みなさんの参考になれば、幸いです。 

 

 

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正義の味方?(ヒーロー)

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私の仕事を「正義の味方」だよねって

云われた方がいらっしゃいました。

 

それは違います。
正義の味方は悪人をやっつける。

敵をやっつける人のことですよね。

 

私の中に敵はいないんです(^^)

裁判関係の仕事をしている。

原則、建築会社からは仕事を受けません。

 

というとまるで

建築会社が敵のようなイメージで

受け取られるようです。

 

私の仕事は

「家の悩みから解放されて、安心して生活してもらう事」

家は本来、家族団欒の場所で楽しい処のはずです。

 

そんな楽しい思いで

家を新築したり、リフォームをされたはずです。

それが達成できなければ、大きな悩みになります。

それはとても辛いことです。

 

何とか解決して、お客様に安心してもらいたいと

建築会社の方からの相談もあります。

そんな考えの方からの相談はお受けします。

 

ただ、「説得してほしい」という、依頼はお受けしません。

私の仕事は説得することではありません。

 

あくまでも第三者の立場で

原因を追究して

それを直してくれる建築会社の方には

協力させて頂いております。

 

建築会社の人も
悪意を持って、悪いものを造ろうとは
していないと思います。

 

上手くできない場合もあります。

問題はその後の対応です。

 

ちょっとした行き違いで

トラブルになっているケースが

多いような気がします。

 

私の仕事は

みなさんの家が安心して住み続ける家にすることです。

 

建築会社を相手にして

欠陥、瑕疵だと争っても

決して、良い結果は得られないと思います。

 

最後の手段は裁判になりますが

100%満足することは難しいです。

これまでの経験からです。

 

敵という考え方はしない方が

良い結果が得られるような気がしてます。

 

私はいつでも第三者の立場で

住宅診断の専門家として判断させて頂いています。

 

ただ、相談は早めが良いと思います。

 

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仕事が楽しい

17年前に起業

当時まだ、だれもやっていない

「住宅診断」専門の仕事を始めました。

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この仕事を続けれられている事に

感謝しています。

 

よく、趣味は何ですか?と聞かれます。

みなさんもそんな経験ありますよね。

 

私がよく答えていたのは(昔です)

 

ゴルフ(10年前にやめました)

薄野のでお酒を飲むこと(今は年に数回)

 

今の答えは

「仕事が趣味です。

楽しい事が仕事で最高に幸せです」

完璧な仕事人間です(^^)

 

私の仕事は理論的なことが多くて

左脳をよく使っているようです。

 

これでは右脳を使わないとバランスが悪い。

 

でも、最近、気づきました。

気分転換の本を読んでました。

 

趣味というほど、読んでませんが

私の一服の時間です。

 

しかもかなり偏った読書です。

実は10年前からはまってました。

 

三国志」「水滸伝」・・・

北方謙三オンリーですけどね。

 

たまにブックオフに行って

2~3冊買いだめしてます。

 

時間がちょっと空いたところで

読むんですが

結構危険(^^)

 

ついつい夢中になってしまい

2~3時間読んでしまいます。

 

現実逃避かもしれませんが

その世界に入り込んで時間を忘れます。

 

主人公になっています。

ハードボイルドが好きなんでしょうね。

これからは私の趣味は

「読書」にしようかと思っています。

 

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私の強み?

偉そうなタイトルですみません(^^)

私は1級建築士ですが、設計は出来ません(^^)
(登録番号ー189654号ー結構古いです)

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エスパス1級建築士事務所という法人ではなく

個人経営の事務所です(登録番号ー石4553号)

 

住宅診断の事業をする為に

17年前に設立しました。

(意外と長く続いています(^^)V

 

1級建築士でも各専門があります。

建物設計、構造設計、設備設計

そして工事監理があり、

これすべてをやっている方はいないでしょう。

 

私が1級建築士を取らなければならなかったのは

ある規模の建物を建築する際には

1級建築士が専任で常駐しなければ

ならなくなったからです。

 

現場監督という仕事を13年

ほとんど、RC造とS造だけでした。

現場監督という言葉を知っていても

実際にどんな仕事か?ご存じの方は

あまりいらっしゃらないようです。

 

子供にも、お父さんの仕事は

大工さんじゃないの?と

言われていました(^^)

 

現場監督から転職して

住宅メーカーで商品開発の仕事を10年。

建築の仕事で商品開発って、思われますよね。

 

部署がそういう名前でした。

プレハブ系の住宅でしたので

こんな部署が存在します。

 

RC造とS造の現場監督と

住宅の商品開発の仕事を経て

起業しました。

 

建築業界は建物で大きく分けると

住宅系とそれ以外の建物になります。

 

通常、建築士はこのどちらかを

することになります。

 

両方を経験する人はあまりいません。

私の経験からもまったく別の建物です。

住宅は規模は小さいけど、とても難しいと

今も日々、実感しています。

 

この両方の建物を経験したことは

今の住宅診断に大きな力となっています。

 

住宅診断の仕事は17年目を迎え

診断数は2000件を超えています。

 

私の診断は表面を診るだけではなく

詳細調査(裁判のケースが多いです)や

リフォーム時の改修監理の仕事のご依頼もあります。

 

解体して原因を追究する仕事

解体して問題となる原因を直す仕事

 

これにより

表面に現れた現象と原因の因果関係が明確になります。

 

この多くの経験から

解体しなくてもある程度の原因は分かります。

原因が分かるとリフォーム計画ができ

費用の計算もかなり正確にできます。

 

建物の構造が造りが表面から推測できるのは

設計だけの仕事では分かりません。

実際の工事を経験した現場監督の知識です。

 

逆を云えば

私は設計の仕事はできません(^^)

 

ですから、私は住宅診断の仕事を選び

住宅診断に特化して専門にやっています。

 

私の最大の強みは

この「住宅診断」という仕事が大好きなことです(^^)V

 

私の具体的な仕事の内容は

毎週更新しているHPの事例をごらんください。

(http//www.espas.biz) :「住宅診断 エスパス 札幌」で検索

みなさんの参考になれば、幸いです。

 

 

直通電話:090-7640-4684

事務所電話:011-788-2059

FAX:011-788-2063

メール:espas@myad.jp

 

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建築士の社会的使命

不定期とはいえ、こんなに投稿しないと

もう止めてしまったのかと思われそうですね。

まだ、続けていました(^^)

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何を書こうか?

ガチガチに考えて、悩んでいました。

でも、他の方のブログを読んでいて

もっと気楽に自分の思いを書いてもいいのかなあと

おもいました。

 

そして今日のテーマですが

ガチガチのテーマですね(^^)

 

建築士は建築の専門家で

社会的な信用はまだ、あると思っています。

 

ただ、大きな事件では耐震偽装

やってもいない耐震証明の発行

(一枚の紙に印鑑を押して、4万円?)

 

やってもいない設計監理でお金をもらう。

問題が起きたら、逃げて行く建築士

 

でも、多くの建築士はしっかり仕事をしています。

お金がほしくて、お金を稼ぐことだけが

目的になっている、一部の建築士のために

社会的信頼が揺らぐことが寂しいです。

 

来年から始まる

中古住宅の販売前の専門家による

第三者の住宅診断。

 

国の方針であり、制度化されたものです。

でも、その診断内容は目視だけ。

国が認めた団体の講習を受けて、

認定された建築士だけの特権です。

 

一般の方はその診断を受けた建物に付いている

診断書を基に判断すると思います。一般の方は大丈夫、安心できると判断するでしょう。

 

でも、この診断内容ではそこまで

検査をしていません。

 

何か問題が起きれば

建築士は「そこまでの検査はしていない」と

云うでしょう。

そんなの一般の方は分かりません。

 

私はそんな検査も診断書作成もやりたくありません。

自分が納得できない仕事はしたくないです。

 

建築士には社会的使命があります。

一部の会社の為に利用されてはダメです。

 

私もお金はほしいですが

自分で納得できない仕事はしません。

 

今日は建築士の方に向けて書いてますね(^^)

私の独り言です。