住宅診断の基本

私の住宅診断の基本は

「原因は目の前で診る」

あたり前でしたか?

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リフォームを業者さんに依頼すると

勿論、見に来ると思います。

 

ご依頼内容を聞いて

その部分を中心に状況を確認して

そして見積提出するのが

一般的な流れです。

 

見積が出来る方は

それなりに経験がないと出来ません。

 

経験があるので

ある程度の建物の造りを理解して

現象から状態を判断していると思います。

 

工事をするのが前提ですから

見積までは無料が通常です。

建築業界のあたり前として

状態を診るのは無料となります。

 

私の住宅診断は

このあたり前に逆行しています。

診断が有料ですから。

 

現象だけを見て

状態を推定で判断して

リフォーム方法を決めて

金額を提示することは可能です。

 

経験と知識が豊富な方は可能です。

 

でも、それではほとんどが推定なので

間違った方法をやったり

工事金額が大幅に増えたりします。

 

結果として

問題が解決しない場合もあります。

 

「診断なくして処方なし」

表面の現象を診て

原因をどこまで確定できるかです。

 

私は可能な限り、近くで(解体しない範囲で)

現象の裏側、内部を診ています。

 

小屋裏はあまり入るスペースがありませんが

床下は結構、入る事が来ます。

 

床下には沢山の情報があります。

その貴重な情報を目の前で確認したくて

1時間も入っていることがあります。

 

たまにお客さんから

「大丈夫ですか~?」と

声を掛けられることもあります。

 

現象から原因を確定できれば

改修方法に大きな間違いはありません。

原因を直せれば、問題は解決します。

 

現在は診断時間に制限はありません。

しっかり問題点を把握したいからです。

 

建築業界のあたり前は

あまり上手くいかない場合もあります。

 

私は住宅診断を専門に16年、

診断数2000件の実績があります。

 

まだまだ、知られていませんが

住宅診断があたり前になるように

普及活動も頑張りたいと思います。

 

価値がありそうだなあと思われた方は

先ずはお気軽にご連絡ください。

直通電話:090-7640-4684

 

 

 

 

FBで全国と繋がると共通の疑問が?

フェイスブックでは宮下悟以外に

エスパス1級建築士事務所とし

住宅診断の情報も投稿しています。

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そこで繋がった住宅診断をされている方からの疑問?

 

「私の処へは中古住宅購入後の依頼が多いし

 費用を聞くと検討します」と言い、

そのまま、終わることも多いようです。

 

何故?購入前ではないのだろうか?
依頼されないのは費用が高いのだろうか?

私も同じような疑問を持っています。

 

購入後の診断依頼を私の処へされる方は

大きな問題をかかえている場合です。

ですから、更に詳細調査が必要になり

費用も更に掛かる場合があります。

 

ただ詳細調査をする場合は

法的対処が可能な場合になります。

つまり裁判をやって勝てる見込みがある場合。

故にこの判断は弁護士も入って検討します。

 

一般の方は建物に欠陥、瑕疵があれば勝つのは

当然だと思われるかもしれませんが

法律の世界は別次元のもので

解決には凄くハードルが上がります。

 

新築のような請負契約ではなく中古住宅は売買契約です。

その建物を見て買っているので

普通に商品を買うのに近いものがあります。

その割には高額ですけど。

 

裁判には多くの時間と多額の費用が掛かります。

和解、判決までは早くても2年

裁判費用は100万円以上掛かります。

それでも100%満足する結果は得られない事が多いです。

 

1000万円以上もする家の購入で

その1%程度の費用を掛けるのは無駄でしょうか?

 

そんな調査費用を掛けるぐらいなら

新しい家具が買えると思われているでしょうか。

 

不動産会社が販売、仲介しているから

プロが関わっているから、大丈夫と思われていませんか。

 

不動産会社は販売、仲介のプロであって、

建築のプロではありません。

 

勿論、自分で見て、購入して何の問題もない方も

たくさん、いらっしゃると思います。

どのように判断されるかはすべて自分しだいです。

 

中古住宅は新築住宅とは違い

メンテナンスの時期も早いです。

購入後、すぐにメンテナンスも必要かもしれません。

 

少しでも不安のある方は

購入前に専門の住宅診断をされた方がいいと思います。

購入前ですから、持ち主の方の承諾がないと

調査をすることはできません。 

 

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伝える・・・と・・・伝わる

先日、大学の授業の中でお話させて頂きました。

建築の大学3年生の授業でした。
(fecebookに写真をアップして頂きました)

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テーマは「建物トラブルの対応」

私は大手の建築会社にも勤めていないし、

有名な建築家でもないので

(突然、話を始めても、誰?この人?)

 

先ずは自己紹介

16年前に住宅診断という事業で起業し、

テレビに出演していなければ

今はこの仕事をしていなかったでしょうというお話を。

 

次に

大学ではあまり木造の住宅の勉強はしないだろうと思い。

施工中の写真を使い

基礎工事から、上棟、屋根板金、外壁の造りを説明。

 

そして本題のトラブルの事例を写真を使ってのお話です。

資料は以前から使っている司法修習生の選択研修で

使用しているものをアレンジしました。

(使いまわしですみません)

法律のお話は軽くして、事例写真をたくさん、見て頂きました。

 

私のお話は60分、その後は質疑応答で30分。

私としては、あっという間の90分でしたが

うまく伝えることが出来ただろうか?

少し、不安でした。

 

後日、生徒さん達から感想を頂いきました。

感想の内容を抜粋して、要約してみました。

・自分の家も診断しておきたい

・木材の乾燥収縮もトラブルの原因になるとは驚きです

施工ミスなのか?経年劣化なのか?メンテナンス不足なのか

 素人には判断が難しいです

欠陥住宅とメンテナンス不良は大きな違いが売り手の責任

 なのか、買い手の責任なのかは原因をしっかり分析する

・教科書には書かれていない実務経験からのお話、興味深かった

・住宅診断ということで起業から生計をたてるまでの流れが

 興味深く、これからの将来を考える上で考えさせられました

・中古住宅流通が良くなり空き家問題が解決されればいいです

 

凄く嬉しかったです。

だって、私が伝えたかったことが

みなさんに伝わっていました。

 

思いが伝わるって

こんな素敵なことはありません。

最高に幸せです。

ありがとうございます。

 

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中古住宅販売における第三者のインスペクション

中古住宅販売の際

売主は第三者のインスペクション(検査)を

受けたか、否かの表示をするようになるそうです。

少し進歩したと思います。

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しかし、これは第三者のインスペクションをする義務を

負わせるものではなく、受けたか、否かの表示だけの事です。

 

また、第三者のインスペクションをしてあっても

その内容をしっかり、確認しないと意味がありません。

 

先日、行った勉強会で参加の方から質問がありました。

「ちゃんとしたインスペクションをしてもらうには

誰に依頼すれば、いいのですか?」

 

最近、建築業界ではインスペクションが少しブームです。

正確に言えば、インスペクションの資格を与える為に

いろんな団体が講習会を実施しています。

 

検査内容や費用については各団体で決めているようです。

形だけのインスペクションになる事が心配です。

 

では、どのようなインスペクションが必要かです。

 

私のホームページでは住宅診断の事例紹介を

毎週更新していますが、その中に

「リフォーム?どう直そうか?」といテーマで

①~⑧を掲載しています。

これはリフォームが前提の診断でしたが

中古住宅の購入前検査と同じ内容です。

 

私はこれら、すべてが重要と考えていますが

建物の安全を判断する上で特に必須なのは

「④家の傾き」と「⑧床下」です。

http://www.espas.biz/info/detail.cgi?res=0&code_key=%ba%cc&number=361

この検査は測定器具を使うことと

床下に入るので時間も掛かります。

 

現在のインスペクションでは、

この二つを含まないケースが多いようです。

時間が掛かるから

検査費用が高くなるから

という理由で省いては危険です。

 

みなさんがインスペクションを依頼する判断基準は

本当の第三者の検査なのか?

建物の安全性を確認できる検査なのか?

決して、時間とお金で判断しないことをお勧めします。

 

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みなさん、あけましておめでとうございます

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元旦は近所の諏訪神社に初もうでに行ってきました。

 

夏には散歩コースになっている神社です。

 

元旦はさすがに混んでおり

道路まで列をつくって

参拝まで50分掛かりました。

 

昨年のお礼と今年の目標を表明してきました。

 

おみくじは「小吉」でしたが

内容がとても素敵で元気がでました。

 

今年のブログも不定期になりますが

お付合い頂けると嬉しいです。

 

本年も宜しくお願いいたします。

情報があふれている時代

スマホに向かって、質問すると

すぐ、回答が返ってくる時代。

テレビ、ラジオからもどんどん情報が

飛び出してきます。

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会社であれば、ホームページがあってあたり前。

何か知りたい時に私もネット検索します。

その時はキーワード検索になりますが

検索結果は1ページしか見ないのが普通ではないでしょうか。

次のページを見ることはあまりないですよね。

 

更新の無いホームページは検索の上位には来ないでしょう。

私の目標は先ず、1ページ目に表示されることです。

 

毎週更新が目標でした。

コツコツと継続するのが苦手な私でしたが

何とかやった続けることが出来ました。

コツコツ更新の結果が350件です。

これだけは自分を褒めてあげたいです(^^)

住宅診断なら札幌市の【エスパス一級建築士事務所】| トップページ

 

たまに「住宅診断 エスパス」で検索するのですが、

1ページ目にはエスパスのホームページ以外の

関連ページが出てきて、面白いです。

以前、遊びで自分の名前で検索してみましたが

これも結構、面白いです。お試しください。

 

実はホームページ以外にもメルマガを発信しています。

でもこちらは毎月の更新がやっとという状態です。

ホームページで書ききれなかったことを書いてます。

もしご興味があれば、以下にアクセスしてご覧ください。 

ハウスドクターの住宅診断レポート [まぐまぐ!]

 

いろいろとネットで発信しているようなことを書いてますが

このブログはまったく不定期で

あれ?まだ、続いているの~~~状態です。

みなさんがご存じのとおりです。

 

いつアップするのか、分からないブログです。

少しでもご興味がおありでしたら、読書登録を

してみてください。アップ頻度は少ないので

決して、ご迷惑はお掛けしないと思います(^^)

 

今年は最後のアップになります。

こんな不定期すぎるブログにいつもお付合い頂き

ありがとうございます。

 

来年はもう少しはアップしたいと思っています。

皆さま、良い年をお迎えください。 

 

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住宅産業はクレーム産業

以前にも、このブログで「住宅産業はクレーム産業」に

ついて投稿しました。

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この不名誉な言葉は

一般の方から、言われていると思っていたのですが、

実はこの言葉は建築業界だけで

使われていることを最近、知りました。

 

この言葉を無くしたくて始めた

「住宅診断」の仕事です。

起業当時は建築業界にも働き掛けて

クレーム産業を無くそうと思っていました。

 

一般の方から見れば

建築業界は見えない世界

建築業界はすべて繋がっている。

持ちつ持たれつの関係。

 

だから、お互いにかばい合い

お互いに不利になる事は云わない。

同じ業界の人間の言うことは信用できない。

 

住宅診断は第三者であることが重要と考え

どこの建築会社にも属さないことにしました。

それが独立起業のきっかけです。

 

どのような形にすれば

第三者として信用してもらえるか?

 

建築業者から依頼を受けてお金を貰えば、

建築業者に不利なことは云わないと思われる。

同じ建築業界の人間として見られてしまう。

 

一般の方から見れば信用されないと思い

原則、建築会社からの依頼は受けないことに

決めて、仕事をしてきました。

 

しかし、16年間、この仕事をしていると

すべての建築業者が悪意を持って

故意に手抜きをしている訳ではなく。

 

正しい施工を知らないでやってしまった場合

間違って施工をしてしまった場合 

良かれと思い施工したけど、うまくいかなかった場合

うまく説明が出来なく、誤解から発生したトラブル

それがクレームとなってしまっていると思います。

 

建築のあたり前は

一般の方にはなかなか、理解されない事もあります。

普通だと思ってやっていても一般の方には

何か、腑に落ちなく疑問が生まれ

きちんと説明して理解してもらえないと

それは不信感になり、クレームへと繋がっていきます。

 

これまで一般の方へ

「こんな失敗事例がありますよ。注意しましょう」

という啓蒙セミナーも多数してきました。

でも一般の方が建築のすべてを理解するのは

かなり難しいと思います。

 

私は16年間、

一般の方からの目線で診断をしてきました。

建築業者の方の目線とは少し違います。

私は建築業者の目線と一般の方の目線

その両方の目線を実感して経験してきました。

そこで気づくことが多くありました。

 

クレームがなくなると仕事が楽しくなります。

楽しい仕事は良い結果を出します。

お客様の夢を創る仕事をしている人が

クレームで悩んでいては

素敵な家は創れません。

 

私が実際の現場で気づいたことを

少しでもお伝えできたら

仕事が楽しくなると思います。

 

建築業界が変わると

「住宅産業はクレーム産業でなくなります」

わくわくする夢を実現する建築業界になります。

 

今後は初心に戻って

新たな気持ちで活動していこうと思います。

 

 

エスパスのホームページには

診断事例が300件以上掲載しています。

何かの参考になれば幸いです。

  住宅診断なら札幌市の【エスパス一級建築士事務所】| トップページ(毎週、写真で更新しています)

 

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